挽きたてコーヒーがいつでも全自動で楽しめ...
いつでも豆から挽きたてのコーヒーが淹れら...

遺族や親族からお葬式の案内を受けたにもかかわらず、お葬式に行けないときもあるでしょう。 遺族はお葬式に向けて会場手配や香典返しなどの準備を進めているので、できるだけ早めに欠席連絡をしてください。 (お葬式の案内を受けていない場合は、欠席連絡は不要です)
遺族へ欠席の旨を伝えるためには、メールよりも電話の方が確実です。 遺族はお葬式の準備や各種連絡でばたばたしていることが予想できます。 手短に伝え、長電話にならないように配慮しましょう。
欠席の理由は、必ずしも詳細に伝える必要はありません。 以下のような言葉づかいで、お葬式に行けないことの謝罪を伝えてください。
●「やむを得ない事情があるため」
●「諸事情のため」
●「都合により」
●「どうしても都合がつかないので」
弔電を打つ場合は、できるだけお通夜までに手配します。 お葬式や告別式の前でも、お悔やみの文章で弔意をあらわすことが可能です。
弔電・お悔やみ文章の宛先名には喪主のフルネームを記入し、送り先はお通夜やお葬式の会場にします。 もし喪主の名前や書き方がわからない場合は、葬儀場で渡しまちがえがないように、以下のように記載するとよいでしょう。
●「○○(故人のフルネーム)様 ご遺族様」
●「○○(故人のフルネーム)様 遺族ご一同様」
お通夜やお葬式では、使ってはいけない忌み言葉があります。 「たびたび」「またまた」などの重ね言葉や、「苦しむ」「追って」「四」「九」などの悲しいできごとを連想させる言葉は使わないようにしましょう。
弔電では、お葬式に行けなかった旨を伝える必要はありません。 各種電報サービスにはテンプレート文があるので、亡くなった方との関係性を見て選ぶようにしてください。
弔電の文例は、以下のようなものがあります。
●「○○様のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。」
●「ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧(ささ)げます。」
●「ご尊父様のご逝去を、心よりお悔やみ申しあげます。在りし日のお姿を偲(しの)びつつ、ご冥福をお祈りいたします。」(※ご尊父:第三者の父親をうやまう表現)
香典は、弔電と一緒に用意することが多いです。 お葬式に行けないときは、参列できないことのおわびの手紙を添えると、丁寧な印象になります。
香典は手渡しするのが基本ですが、お葬式に行けない人は郵送することも検討してください。 香典は現金なので、宅配便・レターパック・ゆうパックなどでは送れません。 不祝儀袋で包んだ現金を、現金書留専用の封筒(※)に入れて郵便局から現金書留で送りましょう。 (※現金書留専用の封筒は、郵便局で販売しています)
香典の金額は、亡くなった方とのつき合いの深さや、自分の年齢によって異なります。 あくまでも参考ですが、以下の相場を目安にしてみてください。
●家族や親族の不幸:約10,000円~100,000円
●知人や友人の不幸:約5,000円~10,000円
●近所や職場の人の不幸:約3,000円~10,000円
「突然の訃報で取りいそぎ用意した」という意味を含むため、不祝儀袋には新札以外の現金を入れます。 また、不祝儀袋の「御霊前(ごれいぜん)」などの表書きは薄墨で記入するのがマナーです。
供花や供物は、亡くなった方や遺族への気持ちを伝える手段のひとつ。 宗派や遺族の意向によってどの品物が喜ばれるかが異なりますが、第一に故人のことを考えて選ぶことが大切です。
お悔やみの贈り物は、お葬式前だけでなくお葬式後に贈ることも可能です。 お葬式に行けないときに贈れる供花や供物をまとめたので、参考にしてみてください。
京都の老舗店舗・河道屋のそばほうる。梅型と丸型の2種類があり、備考欄に記入すれば中身の変更ができます。シンプルで上品なので、目上の方への供物にもぴったりです。
かわいいコスモス型のぼうろがつまった3缶セット。北海道産の白あんや牛乳、卵を使用しています。華やかなものや美しいものが好きだった故人に、天国で喜んでもらえるでしょう。
日本の移ろいゆく四季を表現した、和菓子型のろうそくです。箱の中央には、陶器のお皿がセットでついています。月命日にひとつずつ火をつけていくこともできますよ。
アートディレクターの居山浩二氏と、老舗ろうそく店がコラボして誕生した倉敷製キャンドルです。シンプルで洗練されたデザインで、御仏前にもしっくりなじみます。
生前にユーモアを大切にしていた故人には、一風変わった線香をお供えしてみてはいかがでしょうか?コーヒー牛乳の香りがする線香は、どこかなつかしい気持ちにさせてくれます。
さみしくなりがちな故人の写真周りをぱっと明るくしてくれる、小さなテディベアとプリザーブドフラワーのセット。カラーはローズピンクだけでなくインディゴブルーなどもあるので、男性にもお供えしやすいです。
お葬式に行けなかった場合は、遺族が落ちついたタイミングで故人宅へ弔問することもあります。 突然の訪問では遺族の負担になってしまうので、あらかじめ弔問の許可と日時の約束をしておいてください。
当日はあらたまったスーツやワンピースで、遺族に案内されない場合は玄関先で話すようにしましょう。 香典や供物を渡す際の表書きは、仏教の場合、四十九日法要までは「御霊前」、五十日目以降は「御仏前」と書きます。
お葬式に行けないときの弔電・香典のマナーや、センスのいい供物について紹介してきました。 突然の訃報は誰にとっても喜ばしいことではありませんよね。 しかし、お葬式に行けなくてもていねいな対応をすることで、自分の心の整理をつけたり、遺族の気持ちに少しでも寄りそったりすることができます。 遺族の負担にならないよう、マナーに気をつけながら落ちついて用意を進めていってください。