切り分けると絵柄が変わる!? アートの...
切るたびに断面の絵柄が変化する、ファンタ...

新盆(初盆)とは、故人が亡くなって四十九日が明けてから初めて迎えるお盆のことです。
地域によって呼び方が異なり、
・新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)
・初盆(はつぼん・ういぼん)
など様々な呼び名があります。
また、お盆の期間も地域によって異なり、
8/13~16(8月盆/旧盆/月遅れ盆)…一部地域を除く全国
7/13~16(7月盆/新盆)…東京都、神奈川県、石川県、静岡県の各一部地域(都市部)
7/31〜8/2…東京都多摩地区の一部地域
8月中旬~9月上旬…沖縄県
※引用:お仏壇のはせがわ
ここには記載しきれませんが、都道府県境の地域などでは隣県の風習に倣って行われている場合もあります。
新盆(初盆)の場合、お寺での法要に招かれることもあるでしょうし、直接後自宅に伺ってお参りすることもあるでしょう。
いずれにしても「お供えもの」「お香典」「お供えもの+お香典」のどれかを持参するのがマナーです。
直接お渡しできない場合には、お供えものを配送で贈るのでも問題ありません。
魚や肉などの生物は、仏教では生き物を殺生して食べることを禁じているため望ましくありません。
バラのように棘のある花・植物は、血や傷を連想させるため仏教では好まれていません。
臭いや辛味のきつい野菜(ニラ・ネギ・ニンニクのようなもの)は仏教では食べない方が良いとされ、お供えものとしてもふさわしくありません。 また、五辛と同じ考え方で香りの強い花やフルーツも避けられています。
曹洞宗のみの考え方ですが、桃は天界の尊い食べ物であり、桃が祭壇にお供えしてあると亡くなった方の霊が近寄る(帰ってくる)ことができなくなってしまうということでお供えものには不向きです。
これは遺族のショックが深く立ち直れていないケースに対してということなのですが、故人の大好物をお供えすると故人を思い出してしまい、遺族が悲しくなってしまうことがあるからという理由です。それ以外の一般的な新盆(初盆)では好物をお供えして差し支えありません。
では具体的にお供えものにふさわしい贈り物をカテゴリー別にご紹介します。
瓶に入ったおしゃれな水ようかんもオススメです。常温で保存できますし、夏にピッタリの贈り物といえます。
ワッフルのような生地とやさしい甘さのクリームの組み合わせ。洋の素材と京都の伝統が織りなすベストセラー和菓子がこちら。プライベート・ビジネスの用途を問わず人気のお供えものです。
濃厚なビーカープリンで有名なマーロウのフィナンシェ「葉山ボーロ」。小麦粉を使っていないグルテンフリーな点も支持されています。
日持ちのする和スイーツの定番といえば羊羹ですが、こんな個性派もあります。切り口によって月の形や鳥の羽ばたく様子も変わるんですよ。
仕事上でお世話になった方や家族の人数が多い方へのお供えなら大箱のお煎餅も◎。量が多いだけでなく、8種のお煎餅が入っていてバラエティも豊かです。
パウチタイプのゼリーは手軽に味わえて、凍らせて飲むアイスのようにすることもできる点でとてもよろこばれます。暑い新盆(初盆)の季節にふさわしい贈り物です。
千疋屋ならではの濃厚な果汁をたっぷり味わうことができるジュース。ぶどう/りんご/ラ・フランスの3種類から2本を選んで贈ることができます。
ビール党の故人の新盆(初盆)ならやっぱりこちら。故人の好きだった銘柄や、実力派クラフトビールがオススメです。
お盆にはろうそくやお線香をお供えする人も多いでしょう。そんなときは故人の好物を象った(かたどった)ろうそくをお供えするのも◎。
ろうそくとお線香がセットになったものにも、菊や蓮の花など仏教と結びつきの深い花のモチーフなど新盆(初盆)にふさわしい上品なものが色々あります。
花瓶要らずのアレンジメントフラワーは供花にもオススメです。故人の好きだった花や色で贈ってもよし、購入時に盆花として仕上げてもらうもよし。
ごくごく親しい仲間内で、故人への想いを伝えるメッセージブックを贈るのもオススメです。
製本して贈れば、故人のみならずご遺族の心をも癒やすことにつながるのではないでしょうか。
作り方は以下の記事を参考になさってみてくださいね。
直接ご自宅や法要に伺うわけではない場合、お供えの贈り物は法要の1週間前~前日までには届くようにしましょう。
新盆(初盆)のお供えものを贈るときの大きなポイントは2つ。
・先方のお盆の期間
・お盆(仏教的)にタブーなものは贈らない
この2つを間違えないように、早めに事前の確認をしておきましょう。