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外国にはもちもち食感の食べ物がないから、外国の人にはお餅やモチ系の和菓子はプレゼントとして好かれない、という噂があります。果たして本当でしょうか?世界を見てみるとそんなこともなさそうです。とはいっても、せっかく和菓子をプレゼントするなら、おいしい食べ物だと感じで欲しいですよね。この記事では海外のもちもち食感の食べ物事情や、和菓子を外国の人に贈る時に気を付けておきたいこと、そして、相手の日本食への慣れ親しみ度合別におすすめのモチ系スイーツのジャンルをご紹介します。
日本の定番和菓子といえばモチ・大福・だんごなどの米を使ったもちもち食感のモチ系スイーツ。日本人には人気のスイーツですが、外国の人にプレゼントとして贈っても喜ばれるのでしょうか?
一昔前だと外国の人はモチの食感を受け付けないという噂がまことしやかに言われていることもありました。本当に海外では、モチやもちもち食感の食べ物は食べられていないのでしょうか。
アメリカで"Mochi(もち)"スイーツが話題になっているってご存じでしたか?とはいっても、略さずに言うとはMochi ice cream(モチアイスクリーム)と言って、求肥にアイスクリームを入れたスイーツなのだとか。どこかで聞いたことのある組み合わせですね。そう、日本の雪見だ〇ふくのようなスイーツが”モチ”として広まっているのです。
またMochi以外にも、近年アメリカではタピオカドリンク(Boba、Bubble tea)も流行っているので、もちもちした食感の甘いスイーツへの拒絶感は、以前より減っているかもしれません。
↓カラフルな雪見〇福のようなモチアイスクリームです。
Oh how sweet summer can be 🥰
— Sweety Ice Cream (@sweetyicecream1) July 10, 2023
What does your perfect summer picnic look like? 🧺🍦#summertime #mochi #mochiicecream pic.twitter.com/Rly8Nhk5qg
モチなどのもちもち食感は、日本・韓国・中国などの東アジアや、一部の東南アジアなど、米やもち米を食べる文化の国々ではメジャーな食感です。もち米を使ったスイーツも多く存在しています。普段からもちもち食感に親しんでいる方へなら、日本のモチ系和菓子を贈っても親しみを覚えてくれるのではないでしょうか。
↓上:タイの米粉スイーツ「カノム タコ」下:韓国の餅菓子「ソンピョン」
広く世界を見てみると日本の餅をはじめ、イタリアの「ニョッキ」、アフリカ大陸で広く食べられている主食の「フフ」、台湾や南米の「タピオカ」や「ポンデケージョ」、など世界中に「もちもち食感」のグルメが存在します。じつは、もちもち食感に親しみがある国は多いのです。
とはいえ、トウモロコシやジャガイモ、キャッサバなど、日本のもちもち食材とは違う原料を使っているものもあるので、日本のお米由来のもちもち食感には驚くかもしれません。
↓上:「フフ」、下:「ニョッキ」
外国の人、とくに日本の食感や本場の味に慣れていない相手に、モチ系スイーツや和菓子を贈る前に気を付けたい注意点をご紹介します。
もちもち食感になじみがある国が多くある一方、なじみがない国も多く存在します。馴染みのない方にとってはモチ系のお菓子との出会いは未知との遭遇です。いきなり渡さず、どのようなものかを説明したうえで、海外の方にも食べやすい味のものから挑戦してもらうのが良いでしょう。
しょう油系、とくにみたらしなどの甘しょっぱいしょう油味が無理だという海外の方が多いのだそうです。しょう油は日本の定番の味ですが、逆を言えば定番ではない国があるということ。日本人はしょう油やだしを食事からデザートまで使いますが、海外ではスイーツはもちろん料理でも出会わない味なのです。
しょう油が定番ではない国の人にとって、しょう油に砂糖が加えられた味は未知との遭遇となり、拒絶感が強まるようです。また、しょう油は発酵食品でもあるので、慣れない方には不衛生な悪臭と極端な塩気に感じてしまう可能性も。”日本の本場の味初心者”の方には、スイーツとして食べるにはハードルが高い食材と言えます。
じつは、あんこは苦手だという方が多い食材。得体の知れない黒さ、強い甘み、何とも言えない食感はハードルが高いのです。しかも豆が原料ということもあり、「豆=ごはん」というイメージが強い場合、より拒絶を感じるかもしれません。和食は食べたことがあっても、和菓子ををあまり食べたことがない人へ最初に贈るのは避けた方が良さそうです。
ここからは、外国の人にモチ系和菓子をプレゼントする時のおすすめのジャンルをご紹介!どれだけ和菓子に慣れているかでレベル別にご紹介します。
はじめてお持ちのお菓子に挑戦する方には、クリーム大福などの洋風の物がおすすめ。なれている味や食感が楽しめるので、モチをアクセントとして楽しめます。モチへの抵抗感や、未知との遭遇の衝撃を下げることができます。
日本で一時期ブームにもなったこちらのアイス。クリーミーなアイスの上にアクセントとして信玄餅がトッピングされています。モチの量もそんなに多くないので、アイスと一緒にのび~る食感を楽しんでいただけるかもしれません。
洋風ケーキのような大福ならこちら!老舗のお菓子屋さんが作る生クリーム大福です。洋風な味のものが多いので、海外の方にも親しみやすく、かわいらしい見た目に喜んでいただけるかも!
くちどけの良い羽二重餅と生チョコレートの組み合わせです。高級なスイーツを思わせる食感は、外国の人にもおいしく食べていただけるのではないでしょうか。
ちょっと日本のスイーツの味に慣れてきた方には、一歩進んで白あんはいかがでしょう。普通のあんこに比べるとクセがなく食べやすいためおすすめです。果物との相性も抜群!あまさとさっぱりとした酸味の組み合わせは海外の方にもおいしいと思っていただけるかも。
みずみずしい果物を白あんとモチでくるっと包んだ果物大福。ひとくちかじるとモチのやわらかさと白あんの甘さを感じた後に果物のストレートな果汁を味わうことができます。果物が嫌いという方以外はおいしく食べていただけるのではないでしょうか。
もちもち食感と甘さの組み合わせに慣れてきた方には、クリームや果物などの入っていない、すあまやういろう、わらび餅など甘いモチの塊を楽しめるものを贈ってもおいしく食べていただけるかもしれません。
シルクのように滑らかな食感の和菓子。中に餡などは入っておらず、シンプルに甘さと食感を楽しむことができます。もちもちスイーツが好きな方にはたまらないのでは?
柚子の香りが口に広がる、さわやかな求肥です。香りのよい柚子が練りこんであるので、和菓子に慣れていない方にも食べやすいかもしれません!上品な小粒サイズで食べやすいのもポイントです。
まるで水滴のような美しい水餅です。外国の人に日本のデザートとしてお出しすればその神秘的で不思議な見た目に驚き喜んでいただけるかもしれません。
日本の味に慣れている!モチがなにかも知っているしいくつか食べたことがある。という方には、ディープな日本の味ともいえるあんこやみたらしに挑戦していただいても大丈夫かもしれません。あんこが嫌いだという海外の方も多いので、まずは比較的食べやすいこしあん、それからつぶあんをおすすめしてみては?白玉ぜんざいなんかも良さそうです。
粒あんクリーム、黒蜜きな粉、みたらしのとディープな日本和菓子の定番味3種のセットです。外国の人にとってはかなり攻めた日本の味3種類なので、日本の和菓子が大好き!という方へのプレゼントにおすすめ。
日本人にとってもちょっぴり大人のスイーツなぜんざい。外国の人でも日本通の方なら喜んでいただけるのではないでしょうか。粒がしっかりと感じられるので、食物繊維も取れてヘルシーですよ。