私の誕生日は、2月3日。


私の誕生日は、2月3日。

21歳の誕生日の日、仲良しグループの友だち3人がお祝いしてくれるということで、みんなで居酒屋に集まりました。

お店に着いた後、食事をし、みんなから誕生日プレゼントを貰い、その後はいつもと同じようにカラオケに行く事に。

私は、お酒をあまり飲む方ではないので、その日も、主役ではありますが私が車を運転して、みんなを載せてカラオケに向かいました。

いつものように近所のカラオケ店に入店。しばらくした後、友人のA美が、 「車に携帯忘れたっぽい、一緒に取りに行こーー」 と言いだしたので、一緒に携帯を取りに車へ。

A美が、座席に置き忘れたらしい携帯を手に取った後、 「コンビニ寄りたい」 と、言ってきました。

特に疑うこともせずいっしょに、コンビニに寄った後、再びカラオケ店の個室に戻ると…。

カラオケの個室のドアを開けると・・・

部屋のドアを開けると、さっきまで居た部屋がパーティ仕様に可愛く飾り付けされており、更には、部屋にあったテレビの画面には、デカデカと「HappyBirthDay」と書かれたメッセージ、私たちの思い出の写真が詰まった映像が流れ始めたのです!

何が起こったのか、一瞬戸惑い、そして、自分への誕生日サプライズである事に気付きました。

私のために、事前に段取りを打ち合わせ、忘れ物をしたふりをして時間を稼ぎ、飾り付けや映像の準備をしてくれた事を思うと、とてもとても嬉しくなり感情が追いつかず言葉になりません…。

思わず目頭が熱くなるのを感じながら、ドアの付近で動けないまま立っていると、 「こっちにおいでー」 と、手を引かれ、私を中心にみんなで記念撮影をパチリ。

サプライズが成功し、パーティは大盛り上がり!

しばらく、カラオケで歌いまくって楽しんだ後、 「そろそろ、帰ろうか?」 と聞くと、 「海行こ!」 と一言。

 「海?真冬だぞ?」と思いつつも、みんなが私を喜ばせたいという気持ちが嬉しくて、再び車に乗り込み、海に向かいました。

真冬の海で起こった最後のサプライズは・・・?

海に着くと友人達がなにか座席の後ろから袋を取り出し、ガサゴソと何かを準備し出しました。 

「どうしたんだろう?」 と思った瞬間、 「はい!」 と、「鬼のお面」を渡されました。そう、この日は2月3日。節分でもあるのです。まさかの豆まきへのお誘い。

さらにまさかの私が鬼役(誕生日の主役なのに笑)。 友だちは、ゲラゲラ笑いながら、 「鬼は外!福は内!」 と、私にガンガン豆を投げつけてくる遠慮のなさ。

私も負けずに、鬼として追いかけまわし、おなかが捩れるほど笑いました。


豆まきを思いっきり楽しんだ後、 「締めは、これね!」 と、笑顔で手渡されたのは、なんと極太の美味しそうな恵方巻き。

とことん節分で絡めてくる感じなのね。ふふふ。 4人で同じ方向を向いて、登る朝日を見つめながら、海辺で仲良く恵方巻きを食べました。

とっても記憶に残る、素敵な誕生日になりました。 

30歳になった今も大切な友だち

自分がサプライズしてもらった事が嬉しくて、その後は、お祝いしてくれた友だちへのお礼に、オリジナル動画を準備したり、ダンスを踊ったり、あいのりの真似をして街中を車で走り回ったり、色々なサプライズに挑戦しました。

そして、お祝いしてくれた3人の友だちとは、30歳になった今でも大の仲良しです。

大塚みちこ先生がイラスト化した第2弾はこちらからどうぞ♪

【#誕エピ】高校時代の誕生日エピソードは甘酸っぱい恋の思い出

大塚みちこさんが描く甘酸っぱい誕生日の思い出。ペンネーム「こっち」さんの応募作品。

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meechoo編集部
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