夏に食べたい、あまーいとしょっぱいの絶妙な出会い

夏といえば、ジューシーな果物が食べたくなる季節。季節限定でメロンを使ったスイーツも見かける機会が増えてきました。私も大好きなメロンですが、一番の思い出は、小さい頃に父が出してくれた生ハムメロン。これはごちそうなんだぞ!と言いながら出してくれた生ハムメロンを見て、あまーいメロンにデザートではなく、どちらかというと前菜で食べる生ハムを一緒に食べるとは、なんて変な食べ物なんだろうかと子供心に思ったことを覚えています。
しかし、それを恐る恐るひとくち食べてみると、このあまいものとしょっぱいものが衝撃的にハマって、あまいとかしょっぱいとかそういった表現を超越した美味しさに子供ながらびっくりしたことを覚えています。

そこで今回ご紹介する甘露はメロンではありませんが、同じく果実を使い、こちらもあまーいにちょっとしょっぱいを合わせると衝撃の出会いになる逸品です。

まるで和菓子のようなフルーツ「あんぽ柿」

皆さんあんぽ柿をご存知でしょうか。そもそも私があんぽ柿に興味を持ったきっかけは、大好きなイギリス出身の料理人、レイチェル・クーさんが、テレビ番組であんぽ柿を絶賛していたからです。レイチェルさんはとってもキュートな人で、旅先で出会った食材を使って楽しそうに独創的な発想で料理をします。その姿をみると、ついつい私も料理をやってみるか!という気持ちになれるのです。
レイチェルさんが何を言っていたかメモしていなかったことを後悔していますが、それをきっかけにあんぽ柿を調べてみると、あんぽ柿は福島県発祥のめちゃくちゃ美味しい渋柿らしいのです。
通常の渋柿が25%くらいの水分量のところ、あんぽ柿は水分量が50%くらいと、ドライフルーツの一種でありながらもとてもジューシー。そのままでもまるでスイーツ。まるで和菓子。そんな言葉が出てくるではありませんか。知れば知るほど、これはスイーツ好きとして一度は通らなければいけない道ではないかー!という気持ちが募っていきました。

しかし、あんぽ柿。なかなかお目見にかかることがなく、うーむ。どうしようか……。さらにどうせなら美味しいあんぽ柿が食べたいとも思い、私の頭の片隅で、あんぽ柿、あんぽ柿と呪文のようにリピートし続けてきました。このくらいの情熱を受験勉強にも向けられていたら人生変わっていたかもしれない…と時々思います。

今回の甘露(かんろ)は・・・?

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外はもっちり、中は半生!堀内果実園さんの「あんぽ柿」は、よくある干し柿とは違うとろけるほどジューシーな食感。凍らせてシャーベットにしてもGood♪

可愛くて無添加が嬉しい、堀内果実園さんのあんぽ柿

そしてmeechooでとうとう今回の甘露、奈良県の堀内果実園さんの「あんぽ柿ギフト」に出会ってしまいました。このあんぽ柿、美味しそうというだけでなく無添加であるというのも気になるポイント。パッケージもナチュラルでシンプルだけどかわいらしい。若い人よりご高齢の方が好みそうと思っていた私の中の渋柿のイメージがくつがえります。これはもうトライしてみるしかありません。

果物の美味しさは自然の力を借りながら育つ。

「朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里にふれる白雪 」と百人一首で坂上是則(さかのうえのこれのり)が詠んだ奈良県の吉野。堀内果実園さんは、吉野山麓で明治明治三十六年に開墾(かいこん)をし、現在6代目まで続いている果実園さんです。

公式YouTubeでは、農園の豊かな自然や柿の加工の様子も見られます。動画の中には、行ったことがないのにどこか懐かしい気持ちになれる、日本のやさしい里山風景が広がっています。


自分が見たことのない美しい景色を見て、この果物が人の手によって大切に育てられ、今目の前にあるんだなあと思うと感慨深いです。
また堀内農園さんのあんぽ柿は、色を鮮やかにするための硫黄燻蒸(くんじょう)を行なっておらず、土づくりでも無化学肥料を使用し、微生物に力を借りて活性化したり、ミツバチを果実園に放つことで受粉をしたりと、自然の力を借りながら果物を育ていらっしゃいます。
最近では季節の果物を楽しめるカフェなども運営されていおり、おいしい果物をつくることだけでなく、そのおいしさを消費者に伝える活動をされているところも特徴的な果実園さんです。

堀内果実園さんのあんぽ柿の注文方法するには?

そして、今回もmeechooから堀内果実園さんのネットショップへ飛び、いざ注文。ページの所々に現れる、木の枝が描かれた堀内果実園さんのロゴもかわいいです。通販ではお支払い方法がネックになることもありますが、クレジットカード決済や楽天ペイやアマゾンペイなど支払い方法が幅広いので、お取り寄せが気軽になりますよ。

今回は、ギフトという想定で注文をしたため、注文画面の備考欄に、ラッピングや紙袋・のしをお願いしたい旨を記載して注文しました。後日、注文発送メールには備考欄に記載した内容へ丁寧なメッセージが添えられており、注文者としてはとても安心しました。あんぼ柿は支払い確認後、通常4営業日以内に発送されるそうで、お届け日時の希望も記入ができます。こういったことをお店に相談できることもギフトを贈る側としては頼もしく感じます。

そして到着したあんぽ柿の姿はいかに?

ロゴ入りのダンボールをあけるとシックな茶色のラッピングにつつまれた箱、柿色の紙袋がお目見えしました。紙袋は底にいくほど柿色が淡くなっており、シンプルだけどさりげなくおしゃれさんな装いです。派手ではないけれど、この色の紙袋ってなかなか見かけることがなく、思わず目を惹かれます。紙袋まで商品との関連性を感じさせるところが、プレゼントにいいですね。

丁寧に包まれたラッピング袋を開けると、のしがかけられたギフトボックスが現れました。果物の出荷箱をイメージしたこのボックスは、シンプルで可愛いだけでなく、再生可能なダンボール素材なのもポイント。SDGs が注目されている今の時代に、嬉しい配慮です。

「あんぽ柿ギフト」にはあんぽ柿が5個入っています。一つ一つパッケージが分かれているので保存がしやすいのが嬉しいですし、個包装のパッケージも可愛い上に簡単な説明も添えられているので、小分けにして人にあげるのにも良さそうです!賞味期限も約3週間と長い点も嬉しいですね。
そしていよいよパッケージを開けて、念願のあんぽ柿ちゃんにご対面。ヘタが上になる形で鎮座しているのでぷっくり四角い形をしているところが、これまたかわいいです。燻蒸をしていないのに、自然なオレンジ色の色合いで透明感のある感じがきれいで、やさしい気持ちになります。

組み合わせは自由!試して楽しむ、あんぽ柿の楽しみ方

今回のあんぽ柿で楽しみにしている点は、そのものの味わいを楽しむことと、他の食材とのペアリングを楽しむこと。
そのために色々と食材を買い出しし、楽しむための万全の体制を整えました。

堀内果実園さんの商品ページでもクリームチーズやバターとの食べ合わせがおすすめされており、これは例のあれ(生ハムメロン)の法則ではないか、とピンときたのです。おしること塩昆布や、スイカと塩とかいう、あまいとしょっぱいの相乗効果がきちゃうやつ!この法則に従いいくつかの食材をチョイスしました。
この食材を合わせたらどんな味がするのだろうかと考えるのは、実験のようでわくわくします。あんぽ柿の美味しい食材の組み合わせを見つける楽しい実験の始まりです。

あんぽ柿は天然のコンフィチュールのような味わい

まずはそのまま。素材の味を味わいます。

思った以上にねっとりと口の中でとろける食感。ドライフルーツであるという固定概念がありましたが、どちらかというとよりフレッシュで果実感の強い味わいと香りが広がります。
普通の渋柿よりも、水分量が多いということで、砂糖を加えたわけではないのに、まるでコンフィチュール(果物の砂糖煮)のような甘さです。これが天然の和菓子と言われるゆえんか!と、こりゃ一本とられたという感じです。
調理がされているわけではないのに、荒々しさよりも手がかけられた味わいで、これも人の作る繊細なスイーツ、和菓子のようだなあと思いました。舌触りもいいので、ペロリと食べてしまえる。これからの暑い季節は、冷凍庫に入れて凍らせても、ひんやりとした食感でアイスのように楽しめます。

あんぽ柿とチーズが一緒になれば世界が広がる


次は、いよいよペアリング。用意した食材を試す時がやってきました。まずはクリームチーズです。クリームチーズの滑らかで少し酸味のあるさっぱりとした味わいと、あんぽ柿の濃度の高いねっとりとした甘さ、それぞれの種類の違う美味しさが互いを高め合い、絶妙な美味しさです。これは個々の食材だけでは出会えない味で、商品ページでおすすめされる理由が分かります。

そしてここで、クリームチーズのクリーミーで酸味のある感じがマッチする、ということはその他の乳製品にも合うのではないかという仮定が生まれます。ヨーロッパではチーズと一緒にドライフルーツを楽しむことも多いですが、あんぽ柿も同様にチーズとの相性は良さそうです。私は、フランスの白カビチーズのブリーチーズと、水牛から作られるミルキーでとろける口溶けが魅力のモッツァレラディ・ブッファラ、イタリアの青カビのチーズのゴルゴンゾーラを準備。いよいよこの仮定を検証すべく実験開始です。
ブリーチーズのバターのような濃度の高い味わいや、モッツアレラの爽やかでトロリとした味わい、青カビチーズの独特のクセとちょっと刺激のある味わい、それぞれ個性は違うけれども、どれもやさしくてジューシーな甘さのあんぽ柿によく合います。お皿にモッツァレラとバジル、あんぽ柿を飾り付け、オリーブオイルをかければ彩り鮮やかで夏にもぴったりなサラダ、カプレーゼの出来上がり。あんぽ柿は柔らかく簡単にちぎることができるので、柿の中に隙間を作りクリームチーズを挟めば、簡単なのに映える料理になります。これはスイーツにもおつまみにもなる味わいです。

さらに好みのチーズとあんぽ柿を、トースターで焼いたフランスパンにのせ、オリーブオイルを少しかけると、見た目もお洒落なカナッペに。見た目も華やかで、テーブルの上が一気にパーティー気分になります。
さらにやばいのがですね、このカナッペに生ハムをのせること。私はイタリアの生ハム、プロシュートをのせてみました。
この生ハムのしょっぱさとちょっとクセのある香りと室温でほんのり溶けた脂に、チーズの少し酸味のあるやさしい味わいとあんぽ柿の甘みが合わさると、ガツンと雷が落ちたかのような衝撃的な出会い。食べた瞬間あまりの美味しさに驚き、目を見開いて、おー!と叫んでしましました。

簡単なレシピですがホームパーティーやおうちでの晩酌が一味違うものになりそうです。実験は大成功。チーズとあんぽ柿は相性抜群であり、ちょっとした工夫で簡単にパーティー気分になる前菜になることが証明されました。ちなみにチーズ以外にも、プレーンのヨーグルトにのせても◎でした!

あんぽ柿とバターと食パンで、いつもと違う朝に。

このままいくと本来のスイーツ紹介のコラムから脱線してしまいそうですが、今度は堀内果実園さんの商品ページでもおすすめされていたバターと共に味わいます。
冷蔵庫で冷やしていた白い有塩バターをすくってあんぽ柿にのせます。バターの濃厚でしょっぱい味わいとあんぽ柿の甘さは、確かに相性抜群。最初は体重のことを気にして遠慮していたバターの量ですが、これはもっと量を増やした方が美味しいかもと、カロリーという言葉を一時的に忘れることにして、たっぷりとのせて味わうとそれは至極の味わい。ぜひ皆さんも、遠慮せずにたっぷりとバターをのせて食べてみてください。

私は、休日の朝にゆっくり好きな紅茶を入れながら、お気に入りのベーカリーで買ったパンと卵料理を味わう時間が好きなのですが、せっかくなので今回は、たっぷりのバターとあんぽ柿、この二つの食材をトースターで熱々に焼いた食パンにのせてみました。
バターがじんわりとふわふわの食パンの上で溶け、そこにジャムとは一味違うあんぼ柿の天然の果実ならではのほどよい甘さがやさしく加わり、いつもの食パンとは一味違う贅沢なものに。朝から、幸福感に満たされた時間を過ごせました。

あんぽ柿とビターなチョコで大人のスイーツ

そして今度はチョコレート!オレンジピールのチョコレートがけであるオランジェットなど、フルーツとチョコレートの組み合わせは、一般にも多く親しまれています。堀内果実園さんでもあんぽ柿にチョコレートをかけたものが販売されており、これはぜひぜひあんぽ柿で私もトライしたい!と思い、板チョコを購入。
私はチョコはビターで酸味があるものが好きなため、カカオが76%の板チョコをあんぽ柿にのせていただきました。
今回は手の込んだことはしませんでしたが、板チョコと一緒にいただくと、パリパリっとした食感と、あんぽ柿の甘みとはまた違うビターな風味の甘みが、あんぽ柿を大人のスイーツにしてくれます。

好みにもよると思いますが、私は香り付けに山椒をかけたり、ナッツと一緒に食べても美味しかったです。とくに山椒の助演俳優っぷりはすばらしく、一味違うスイーツを楽しめます。

あんぽ柿を贈るのにぴったりな人はどんな人?


料理好きな人に贈る二刀流の食材。

あんぽ柿は、そのまま食べることで和菓子と称される自然な美味しさを楽しみ、また、その他の食材とペアリングすることで、あんぽ柿だけとは異なる味わいを楽しむという、二刀流で楽しめる食材でした。
そして美味しい組み合わせは、食べる人の好みによって広がっていきます。料理が好きな人や、味の組み合わせを考えアレンジをすることが好きな人には、よりこのあんぽ柿を楽しんでもらえるのではないかと思います。

無添加で安心して贈れるギフト

堀内農園さんのあんぽ柿は硫黄燻蒸をせずに無添加で製造され、柿を育て加工する過程でもなるべく自然に近い形で作られているため、食材に気を使っている人へのギフトとしても安心してお渡しができそうです。

お酒好きな人でスイーツ好き、さらにチーズ好きな人にはどハマりする味。


今回色々な食材と組み合わせてみましたが、中でもチーズとの相性は抜群な上に、それぞれのチーズに合わせていろんなアレンジができることもおすすめのポイント。これがあれば延々とワインを飲み続けてしまいそうで、危険といえば危険な組み合わせかも知れませんが、それだけ愉快な組み合わせです。お酒が好きな人やチーズ好きな人へ、チーズと一緒にお渡ししたらかなり気の利いたプレゼントになるのではないでしょうか。

いくつもの楽しみがあるあんぽ柿。楽しみ方はきっと人それぞれで無限大。ぜひあなたもあんぽ柿から始まる新しい味の世界を探す冒険に、一緒に出ませんか?


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この記事を書いた人

スイーツ大好きなイラストレーター
YUKI KODAIRA

食べ物(スイーツ)や自然、人が好きです。大学時代に、地域活性化に農産物を通した関わる中で、スローフードや食に興味をもち、食の世界へ。食べ物イラストを描くことをライフワークにしています。イラストを通したまちづくりや地域活性化なども、ぜひご相談いただければと思います。