大粒のジューシーなダークチェリーをたっぷ...
大粒のジューシーなダークチェリーをたっぷ...

イラストレーターとして活躍するYUKI KODAIRAさんが<大切な人との時間にそばに置きたいスイーツ>をイラストレーションと一緒にご紹介する連載「甘露なひととき」。vol.3は、大切な人と食べたいスペシャルなレモンケーキ「週末シトロン」です。かわらしいパッケージも相まって、どこかノスタルジックなたたずまいのケーキですが、実はパティシエが試行錯誤の末作り上げた「進化系レモンケーキ」。こんな美味しそうなケーキを前に、果たして週末まで待ちきれるのでしょうか・・・?
※当記事の商品紹介には、一部アフィリエイトプログラムを用いた表示が含まれます。
こんにちは。スイーツ好きのイラストレーターYUKI KODAIRAです。
突然ですが、皆さんの理想の週末の過ごし方はなんですか?私の理想の過ごし方は、思う存分朝寝坊をした後に、ティーポットで紅茶を入れて、ふわふわオムレツとサクふわ食パンをゆっくり味わう朝を過ごす。その後、のんびりおうちでゴロゴロと転がりながら映画やドラマを見た後に、カフェでコーヒーとケーキを食べながら本を読み、最後に銭湯でいい湯に浸かり、ラーメンとビールで一杯やって帰る…。
という特に特別とも言えない過ごし方ではありますが、この過ごし方が私にとっての週末のロマンなんです。こんなことを妄想している今も、最初は少しだった仕事の山が、いつの間にか日本百名山かとツッコミを入れたくなる標高にまで積み重なっていますが、現実を忘れムフフフフと、口角が上がってしまっています。皆様もきっとひとりひとり、平日に妄想してムフフフフッと思ってしまう過ごし方があるのではないでしょうか。
週末って言葉は不思議な言葉。どこそこに遊びに行くよ!という具体的なことを語らずとも、その言葉を聞くだけで、そわそわと楽しいことを妄想してしまいます。
今週末は何をしようかと週末のことを考えるだけで、普段なるべく地球の重力のせいにして、イスから動かないことを目標に過ごしている怠惰な私ではありますが、不思議と体が陽気なラテンミュージックに合わせて踊り出したくなる衝動に駆られます。
そんな楽しみにしていた週末も、現実には、おうちでゴロゴロして結局今日も何もしなかったなあという過ごし方をしてしまうこともあったりして。だけれど、それも含め、どう時間を過ごすかを自分で決められることに幸せを噛み締めてしまうんです。
毎日生きていれば、仕事や家庭、自分の都合だけではどうにもならないことも少なくはない。だからこそ、いつもより自由でいられる週末は、私にとってちょっとしたお祭りのように、平日をがんばるための栄養剤になっているんです。
週末の街中のウキウキとした雰囲気も、さらに気持ちを盛り上げてくれます。青春が似合う青い空が気持ちいいこれからの夏は特に。暑い暑いと言いつつも、少しだけいつもより浮かれてしまいます。今回は、そんなウキウキそわそわする週末を、さらに特別にしてくれるケーキの登場です。それが今回紹介する甘露、「週末シトロン」です。
週末シトロン は、見た目も味もキュートなお菓子で奈良の魅力を発信されている「okashiya kiiro」さんが手がける進化系レモンケーキです。
週末シトロンは「週末に大切な人と一緒に食べたいケーキ」という意味を持つ、フランスの伝統菓子「ウィークエンドシトロン」を改良したお菓子です。
夏目漱石が、アイラブユーを月が綺麗ですね。と訳したように、お菓子においしい!だけでなく、物語を感じさせる文学的な響きが重なって、ラブストーリーを読んでいる時のような胸のときめきを感じてしまいます。レモンのような丸みのある可愛い見た目にも魅了され購入!
オンラインストアでは、オリジナルの熨斗も無料でつけてもらえるとのことで、ギフトにもぴったりです。
okashiya kiiroさんは奈良県に実店舗もあるということで、ほかのお菓子にもいつか会いに行ってみたい!インスタに載っている他のお菓子たちもとても素敵なんです。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/okashiya_kiiro/?hl=ja
okashiya kiiroさんのオンラインストアで注文を行い数日後、商品が届きました!
まずダンボールを開けると目に入るのが、装丁の美しい絵本のようなBOX型のパッケージ。
Box全体に、楽しいイラストが散りばめられています。
このイラストは、「卓上ノサーカス!」をテーマに、カラフルで愉快な手描き絵付けの食器を制作されているSubikiawa食器店さんによるもの。見ているだけで、これから楽しい物語が始まる!という感じがして、ワクワク、ウキウキしてしまいます。
注文時に依頼した熨斗はレモンのような爽やかな黄色でとってもキュート。このウキウキとした世界観にぴったりマッチしてます。さてさて、いよいよお菓子との対面です。
お菓子が包まれている袋には、週末シトロンと、ローマ字で書かれた「週末まで 待てないわ」という文字、おみ足のイラストが印刷されています。「週末シトロン」のロゴのウキウキ浮き足立ってしまいそうになる、この楽しい文字がまたいい感じ。
ウィークエンドシトロンはフランスの伝統菓子ですが、週末シトロンは伝統を真似るだけでなく、このお菓子は、世界で唯一無二の週末シトロンというお菓子なんだよ!という作り手の気持ちが伝わってきます。
不思議とアイラブユーを、そのまま愛していますと訳さなかった、夏目漱石のことをまたまた考えてしまいました。真似るのその先の、自分の表現にしようというエスプリを感じます。
週末におめかししてお出かけする女の子をイメージしたという週末シトロン。
そのお姿は、レモン型の綺麗な黄色の生地に、優しいホワイトチョコレートがコーティングされ、やわらかいレースを何度も重ねたドレスのように、つややかでありながらもふんわりとかかっています。
その上に施された、真っ赤なフランボワーズと柔らかい緑のピスタチオのお化粧が印象的なアクセントになっていて、なんともかわいらしいのです。
それではいただきます。
ふわっとというよりは、しっかりぎゅっと詰まった生地。驚くことに、生地の密度が高いので、デザート用のフォークで切ってもポロポロとなることなく、綺麗な断面に切ることが出来ちゃいました。だからといって、重すぎる印象はなく、しっとりとした絶妙な硬さです。さすがパティシエさんが試行錯誤して完成させたというだけあります。
口の中に北海道のよつ葉バターの風味とアーモンドの香ばしさが広がり、素朴で優しい味です。その上にかかったホワイトチョコレートのコーティングはレモンの香りと酸味が感じられます。チョコレートの甘さとレモンの爽やかさが、素朴な優しい生地を包みこむと、個々の素材だけでは成し遂げられない新しい物語へ導いてくれます。
この味をたとえるならば、暑い夏の日に友達と遊んだ帰り道の夕方のような楽しいけれど少し切ない気持ちや、甘酸っぱい初恋のような、ちょっとしたことでも傷ついて、だけどその何倍もたくさん笑っていた、10代のころの青春を思い出す味わいです。(といってもドラマや漫画で見ていたような、憧れの青春時代とは、ほど遠い青春でしたが・・・)
夏って、爽やかだけどちょっと切なさも感じますよね。
週末シトロンはひとつひとつ手作りで、保存料などの添加物が使用されていないそう。安心安全へのこだわりは、自分が食べる時にも人にあげる時にも嬉しい点だなあと思います。
フランスでは週末シトロンの元となった「ウィークエンドシトロン」を平日につくり、週末に持ってお出かけをするそうです。これから青空が気持ちいい夏の季節、このおめかししたかわいい子(週末シトロン)をお供に、ピクニックやハイキングなんていかかでしょうか。美しい景色を見ながら美味しいお菓子を食べるなんて、憧れのシチュエーションです。
週末シトロンは、賞味期限がお届け予定日から14日以上と、無添加のお菓子であるにも関わらず、長いことも贈り物として活躍する理由の一つです。そして一つ一つが個包装のパッケージで包まれているため、職場やパーティー、訪問先など、ちょっとした集まり、差し入れに持っていきやすいのもポイント。
見た目のかわいさに加えて一口たべればおいしさにズキュンと虜にしてしまいそうです。そんな週末シトロンをギフトで贈れば、きっとセンスの良い人として、多くの人の記憶に刻まれるはず。美味しくて可愛いってなんて罪作りなお菓子なのでしょうか。
私は何と言っても、週末シトロンの「週末まで 待てないわ」、「週末に大切な人と食べるケーキ」という文学的な響きがするこの想いがとても好きです。普段お世話になっていたり、大好きで大切だと思う人へ、思っていることをストレートに言葉で伝えることはちょっぴり恥ずかしい。だけど言葉で伝える以外にも、他の形でも気持ちは伝えられるはず。
「あなたのことが大切です。これからも一緒の時間を過ごしたい。」そんな気持ちを、週末シトロンに乗せて伝えてみませんか。
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