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男性の育休取得を応援する新制度とは?いつからどう変わる?

男性の育休は取得する人こそ少なかったものの、これまでも制度自体はありました。年々、取得率は上がっていますが10%程度と、女性の取得率の約80%と比べると圧倒的に少ないということがわかります。以前は、「男性が外で働き、女性は育児をする」という考え方が一般的でしたが、共働きが増えた現在でもなかなか変わらず、育児と仕事のバランスが難しいと考えている女性は多いです。

女性の社会進出が進んだ今、男性の育児参加が必要です。2022年4月からは男性の育休取得を応援する新制度が始まります。制度のことを知って、夫婦で子育てができる環境を作りましょう。

男性の育休取得を応援する新制度はいつから始まる?

2021年6月に育児・介護休業法が改正され、男性が育休を取得しやすくなる新たな取り組みが作られました。この新制度は、2022年4月から段階的に施行されることになっているので、いつからどのような制度を利用することができるのかチェックしておくことが大切です。

【2022年4月から】育児休暇を取得しやすい雇用環境の整備

2022年4月からは『育児休暇を取得しやすい雇用環境整備及び妊娠・出産の申し出をした労働者に対する個別の周知・意向確認の措置の義務付け』が始まります。

現行の制度では、事業主に対して「育休を取得しやすい労働環境を整備するように」ということは努力義務とされていましたが、今後は義務付けられます。妊娠や出産の申し出があれば、会社側から、産休や育休に関しての制度の情報提供や意向の確認をしなくてはいけません。これにより「どのような制度があるのか知らない」「自分が取得できるのかどうか分からない」という問題がなくなり、女性だけでなく、男性も育休を取得するという選択がしやすくなります。

【2022年4月から】有期雇用労働者の育休取得要件の緩和

派遣やパートなど有期雇用で働いている人には、現行の制度では取得条件として「事業主に引き続き雇用された期間が1年以上である者」という条件がありましたが、新制度ではこの条件が撤廃されます。取得条件は、無期雇用労働者と同じで「子が1歳6カ月になるまでの間に契約が満了することが明らかでない」のみになります。これによって、育休が取れないから仕事を辞めざるをえなかった女性が仕事を続けることが可能になります。

【交付日から1年6カ月以内】男性の育休取得のための柔軟な枠組みの創設

男性版産休とも言われ注目されたのが『男性の育児休業取得促進のための子の出生直後の時期における柔軟な育児休業の枠組みの創設』です。出産をした女性には、産後8週間は産休が適用されます。新制度では、男性も子どもが産まれてから8週以内に4週間までの育休が取得できるようになります。2回に分割して取得することも可能です。休業の2週間前までに申請すれば良いので、母親の体調に合わせて男性が育休を取得しやすくなります。

【交付日から1年6カ月以内】育休の分割取得

現行では、育休は連続した期間での取得しかできませんでしたが、新制度では2回まで分割して取得できるようになります。これは男性の産休とは別でカウントされます。また、育休を1才以降で延長する場合には1才〜1才半、1才半〜2才と期間が決められていて、それぞれの初日にしか育休開始日にできませんでしたが、開始日を柔軟にし、各期間の途中でも夫婦で育休を交代することができるようになります。

【交付日から1年6カ月以内】育児休業給付に関する規定の整備

育休期間中には、申請することで育児休業給付金を受け取れます。給付される金額は、原則として「休業開始時賃金日額×支給日数の67%相当」です。育休開始から6カ月経過後は50%相当になります。

しかし、給付金を受け取れるのは、「育児休業開始前の2年間にみなし被保険者期間が12カ月以上ある」という条件があり、現行では出産が予定外に早まったため、この条件から外れてしまい給付対象にならなかったという人もいます。新制度ではこの期間を見直すことで、給付対象から外れてしまうことをできるだけ回避できるようにしています。

【2023年4月から】育休取得状況の公表義務化

2023年4月からは、常時雇用する労働者数が1,000人超えの事業主に対し、育児休業の取得の状況について公表が義務付けられます。義務付けられることで、男性が育休を取得しやすくなることが期待されます。

交付日から1年6カ月以内となっている制度は、期限内でそれぞれの政令が定めた日から施行されます。地域によって違うので、自分が取得できるかどうかは会社や自治体に確認をしましょう。

参考


厚生労働省「育児・介護休業法について」

厚生労働省「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律の概要」PDF

男性が育休を取得しやすくなるためには周りの応援が必要!

育休に関する制度が改正されることで、男性の育休取得を促進させることが期待できます。でも実際に育休を取得するとなると、制度の問題だけでなく職場の環境も重要です。

男性の育休取得を応援してあげよう

男性が育休を取ったことがない職場では、周りの目を気にして「育休が取りたい」と言い出せない人もいます。また、今の管理職世代と子育て世代では、男性の育児参加に対する考え方に違いがあるでしょう。

でも、核家族で共働きが当たり前になった今は、男性の育児参加は必要です。自分が休むことで、「周りの人に負担をかけてしまう。」「戻ってくる場所がなくなるのではないか。」と不安に感じる人もいるでしょう。夫婦で子育てに専念できるように、育休を取得することを応援してあげる職場の雰囲気作りが大切です。

育休を取得する男性へ上司から贈るプレゼント

男性の場合には、育休を取得する後輩や同僚へ何と声を掛けたら良いかわからない人もいるでしょう。変にアドバイスをしようとするよりも、プレゼントを贈って応援してあげるほうが喜ばれます。育休を取得する男性へおすすめのプレゼントをご紹介します。

メラミン キッズギフト ボックス5点セット・おもちゃ箱

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出産後すぐに使うものは、すでに準備をしていることが多いので、少し成長してから活躍する離乳食用の食器が喜ばれます。男女どちらでも使えるようなデザインを選ぶのがおすすめです。

WITH BABY GIFT

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カタログギフトは、もらった人が好きなものを選ぶことができるので、出産祝いとして人気が高いです。手形や足形など記念になるものから、ベビーグッズなどの必需品だけでなく、産後のママのための癒やしアイテムまでそろっています。

シュエットギフトセット(フード付バスタオル×1)

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タオルはお風呂上がりだけでなく、おくるみや、お昼寝のときに敷いたり、掛けたりとさまざまな使い方ができる実用性の高いギフトです。不撚糸(ふねんし)を使用した今治タオルは柔らかくて赤ちゃん用に使うのにピッタリです。

【新商品】Oriental(オリエンタル)


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おむつは育児の必需品です。特に月齢が小さいほど1日に何度もおむつ替えが必要になるので、いくらあっても困りません。プレゼントするならSサイズかMサイズのおむつにするのがおすすめです。おむつケーキなら実用性の高いものをおしゃれに贈ることができます。


ファーストボタニカルギフト スキンケアセット

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相手の好みや必要なものがわからないときには消えものギフトを贈りましょう。出産祝いで贈るならスキンケアセットがおすすめです。赤ちゃんが使うものなので低刺激なのはもちろんですが、保湿効果が高かいものや、ママも一緒に使えるものだとより喜ばれます。

男性も女性も同じように育休が取得できるように応援しよう

育児は女性だけがするものではありません。男性も積極的に参加することが夫婦円満にもつながります。また、育休を取得することで子どもとコミュニケーションが取れるだけでなく、成長をしっかりと見れるので、仕事へのモチベーションアップになるなどメリットがたくさんあります。新制度で男性も女性と同じように育休を取れるようになるといいですね。

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この記事を書いた人

meechoo編集部
オフィス・ビジネスチーム

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